「こまめに」は日常会話でも使われる言葉ですが、ビジネス用語としてもよく使われています。
ビジネス用語の「こまめに」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「こまめに」とは?
「こまめに」とは、「面倒がらず一生懸命に」という意味で使われているビジネス表現です。
よく気が利いて真面目に働くことを「まめ」といいます。
「こぎれい」「こざっぱり」など行き過ぎておらず程よい具合を表す接頭語「こ」を「まめ」を合わせた言葉が「こまめ」で「こまめに」は「こまめ」の連用形です。
ビジネス用語としては一生懸命な真面目さに加えて忙しく働く様子に対して使うことが多く、特に頻度の多さを表す意味で使われる表現です。
忙しい中時間を割いてわざわざ行動したり何度も様子を見たりなど、普通の感覚からすると面倒でおっくうに思えるような作業を文句一つ言わず真面目にこなしているさまに対して用いられます。
基本的には肯定的な意味で使うことが多く、褒め言葉に近いニュアンスで使われています。
「こまめに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
本来は真面目さや丁寧さを強調する言葉ですが、ビジネス用語では時間あたりに実行される回数の多さを強調するニュアンスで使われています。
丁寧で真面目な仕事であってもその行為が1回のみであれば「こまめに」とは表現しません。
動き出すタイミングが早く常識的な回数よりも多い様子を指して「こまめに」と表現します。
「こまめに」の後には動作の内容を表す動詞が続きます。
「こまめに」を使った例文
・『コピー用紙がなくなっていないかこまめにチェックする』
・『新人の仕事ぶりをこまめに確認する』
・『取引先のところへこまめに顔を出す』
「こまめに」の類語や言いかえ
「まめに」でも同じような意味になります。
「頻繁に」「たびたび」は回数が多いニュアンスを強調しています。
「ちょこちょこ」はカジュアルな言い方です。
まとめ
「こまめに」はビジネスシーンでよく使われる言葉です。
類語とは感ニュアンスの差で使い分けられているので、微妙な感覚を理解して使いましょう。
