ここでは仰る通使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ごもっとも」とは?
「ごもっとも」は、「その通りだ」という意味の相槌になる言葉です。
それを下の立場から相手に伝えるために用いられるため、相手は必然的に上司や目上の人になります。
少し堅い表現なので、若者が使うにはあまり向いていませんが、その通りだと思う場面で使って悪いことはなく、ビジネスシーンでの相槌としてよく用いられています。
漢字では「御尤も」と表記しますが、元々文章で使うことは少なく、口語で相手の意見などに対してその通りだと伝える時に使われるものです。
文章にする場合にも「御尤も」と記載することは少なく、「ごもっとも」のままで構いません。
ですが、そちらで「御」と使っていることからこの表現が丁寧なものだということが分かり、それなりの年齢の人であれば誰に対して使っても違和感はなく、失礼になることもありません。
「ごもっとも」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ごもっとも」は、日常会話で聞くことはそれほどなく、主にビジネスシーンや比較的堅い場において使われる言葉です。
堅い表現になるため、友人間ではまず使うことはないでしょうが、半ばふざけ気味に使われるケースもあり、その場合も意味は同じだと考えていいでしょう。
その通りだと表現するために使いますが、以下に挙げる同様の意味のある言葉の方が用いられる機会が多く、遭えて堅く使うといった場面でもないとこの「ごもっとも」とはあまり使われません。
無理に使ってしまうと、先の友人間でふざけ気味に使うという例のように、わざとそのように言っているのだと思われてしまう懸念もあるため、時に若い人は簡単には使わない方が無難だと言える言葉です。
「ごもっとも」を使った例文
・『おっしゃられますように、ごもっともでございます』
・『そちらのお話はごもっともだと大変反省しております』
「ごもっとも」の類語や言い替え
・『仰る通り』
「おっしゃるとおり」と発音し、こちらも口語でよく使われていますが、文章で使ってもおかしくない言葉です。
意味と下から使うという点は「ごもっとも」と同じで、相手に同意する時に使われる言葉です。
この言葉も例文のように、後ろに「でございます」などとつけると丁寧にして使うことができ、若い人でも使いやすい言葉です。
まとめ
「ごもっとも」は、その通りだと表現するための言葉です。
下から相手に伝えることになるため、ビジネスシーンで使われることが多いですが、若い人が使うにはあまり向いていないため、その場合は類語として挙げた「仰る通り」の方に言い替えた方がいいでしょう。