ここでは「お借りしたいのですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お借りしたいのですが」とは?
「お借りしたいのですが」は、何かを借りたいと思って使う表現になります。
「この本をお借りしたいのですが」などと用いられており、それを借りたいという時にそのまま何をこうしたいという使い方をすればいいだけです。
そのため、色々なシーンで用いられており、ビジネスシーンでも「ちょっとこの資料をお借りしたいのですが」などと使っているのをよく見聞きします。
口語、文章を問わず、直接相手に借りたいものを示して「これをお借りしたいのですが」のように用いたり、文章で「明日ノートPCを1台お借りしたいのですが」とこれから先にそうしたいと使うなど、借りたいと思う対象があればそれこそ様々な場面で用いられている表現です。
「お借りしたいのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お借りしたいのですが」は、何か物を借りたいという場合だけでなく、「ちょっと知恵をお借りしたいのですが」などと用いることもできます。
この場合、自分では思いつかないようなことを何か教えて欲しいと思って用いており、「借りる」という表現を使っていながら、このような意味で使うこともできます。
いずれのケースでも、そうしたいと伝える表現になるため、相手がそれを認めてくれないことには希望通りにはならないと覚えておいてください。
よって、この後の相手の返答次第になることから、直接その相手に用いた時にはすぐにそれを聞けるものの、メールなどの文章の時には返答を待たないといけません。
もちろんいい内容になるとは限らないので、それは無理などと言われてしまった時には、改めてまたお願いをするか、諦めるかといった対応になると考えていいでしょう。
「お借りしたいのですが」を使った例文
・『大変申し訳ありませんが、2千円ほどお借りしたいのですが』
・『冠婚葬祭用の黒のスーツを一着お借りしたいのですが、そちらで取り扱いはありますか』
「お借りしたいのですが」の類語や言い替え
・『拝借させていただけませんか』
「お借りしたいのですが」を堅くした表現になります。
口語にはあまり向かないので文章で使われることが多く、「お知恵を拝借させていただけませんか」のような用い方をすることもできます。
「お借りしたいのですが」では少し軽くなってしまうと思った時にはこちらを使うといいでしょう。
まとめ
「お借りしたいのですが」は、何かを借りたい時に使う表現です。
その希望を伝えることになるので、必ずしもその通りにできるとは限らず、また、文章で使った時には返答を待つ時間ができてしまうので、それも考えた上で用いてください。