ここでは「ご説明申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご説明申し上げます」とは?
「ご説明申し上げます」は、何かの説明を行うと伝えるための表現です。
「では、ご説明申し上げます。
この製品は〜」のように、説明を始める前にもってくることが多く、多人数を前にそのように口語で使う場合と、文章で説明する時にこの表現の後に説明を続けるといった用い方になります。
ここで行う説明とは、新製品の発表時などに自ら率先して行う、もしくはその相手から求められた場合のどちらでもよく、口語、文章のどちらでも使える表現となっています。
堅い表現になるため、何かの場で説明の対象になる相手を前にして用いたり、ビジネスシーンやBtoCで相手が顧客、または見込み客になるような時に使われており、説明を行う内容についての制限は特にありません。
「ご説明申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご説明申し上げます」は、これからその説明をしますといった使い方の他に、一通りの説明が終わった後に「以上、ご説明申し上げます」といったように用いることもできますが、使い方としてあまり一般的ではありません。
その場合には、「以上がご説明となります」などとした方がよく、この表現の後に説明を続けるという先に説明したような使い方が主になると思っておいていいでしょう。
堅い表現になるため、使う相手はビジネスシーンでも自社内では立場にそれなりに差がある(自分より上の)人間、または他社になると考えてください。
少し崩して「ご説明いたします」とすると使える相手の幅が広くなります。
それでも十分に丁寧な表現なので、誰に対して使っても失礼になることはありません。
「ご説明申し上げます」を使った例文
・『ご説明申し上げます。ご質問の○○についてですが、現在当社では取り扱いがございません』
・『それではご説明申し上げます。内容から少し長くなってしまいますが、予めご了承ください』
「ご説明申し上げます」の類語や言い替え
・『ご説明させていただきます』
前述の崩した「ご説明いたします」よりも丁寧で、ビジネスシーン向けになる形です。
「ご説明申し上げます」とすると、さすがに堅過ぎると思った時にはこのような使い方をするとよく、やはりこの後に説明を続けるという用い方になります。
まとめ
「ご説明申し上げます」は、この後に何かの説明を続ける時の前置きとして使われている表現です。
使う側からの一方的な説明、相手からの求めに応じてのそれの場合のどちらでも構わず、口語、文章のどちらでも使うことができます。