この記事では「お気付きの点がございましたら」について解説をします。
「お気付きの点がございましたら」とは?意味
気になったことがあったならば、という意味です。
「お気付き」は「気付く」を相手に敬意を表す形にしたものです。
「気付く」は、それまで気にとめていなかった事柄に注意が向いて、その存在や状態を知るという意味になります。
「点」は、特に意識を向けるべき部分、ところという意味です。
「ございまし」は「ございます」のことで、「ある」の意の丁寧語です。
「た」は実現していない事柄を仮に実現したとする意を表します。
「お気付きの点がございましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、気がついた事柄があったら知らせて欲しいという場面で用います。
自分のことは自分では気がつきにくいものです。
自社で扱っている製品についても、その製品を扱っている企業では気がつかない欠点などがあるかもしれません。
実際に使っている人は、製品を販売・製造している人とは違った視点で物事を見ることができます。
そのため、企業が気がついていない点に気がつくことがあります。
そういったものを知ることは、企業にとってはメリットになります。
悪い分を改善して、よりよい製品やサービスを提供できるようになるのです。
しかし、企業側から何も言わなければ、利用者は気がついたことを伝えてくれません。
「伝えなくてもいいだろう」「こういったことは言ってはいけないのではないか」など思って、知らせをしないのです。
そこで、この言葉を伝えます。
そうすることで、気がついたことがあったときに、利用者側から問い合わせをしてくれる可能性が高くなります。
「お気付きの点がございましたら」を使った例文
・『お気付きの点がございましたら、ご連絡ください』
「お気付きの点がございましたら」の返答や返信例
この言葉自体には返答をしないことがあります。
返答をするなら「わかりました」の意を伝えるとよいでしょう。
何か気がついたことがあったら、この言葉を述べている人に知らせてください。
たとえば、A社の製品を購入したとします。
その製品を使っていて気になる点があったならば、その点をA社に伝えます。
何かわかったことを知らせると、相手にとって利益となることがあります。
悪い点に気がついて、その部分を改善することができるのです。
まとめ
この言葉は、気がついたことがあったら知らせて欲しいときに用います。
後に「知らせてください」という意の言葉が続きます。
何も言わないと、気がついたことがあっても知らせてもらえません。
気になる点を知らせて欲しいときは、こういった言葉を伝えておきましょう。