「しかしながら」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「しかしながら」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンで使われることのある「しかしながら」の言葉について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「しかしながら」とは?

「しかしながら」は、接続詞としての使い方と副詞としての使い方の二つの使い方と意味を持つ言葉です。

まず、一つ目は広く使われている逆接の接続詞「しかし」と同様の意味と使い方です。

また、もう一つの副詞としては、例えば「しかしながら彼女はいつまでも若いですね」等と、「そのままで変わらない」といった意味を持つ言葉です。

副詞として使われるケースは、本当に希なので、この記事では接続詞としての意味や使い方等について説明します。


「しかしながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

もともと接続詞の「しかし」「しかしながら」が略された言葉であるとされており、したがって辞書では両言葉に差はないとされています。

しかし、実際には両言葉はニュアンスの異なる言葉として使い分けられています。

このニュアンスの違いを解説します。

「しかし」は日常的によっく使われるのに対し、「しかしながら」は使われる頻度が少なく、少し大げさで、かしこまった印象を受け、かつ逆接の効果を強く表す言葉だと言う違いがあります。

したがって、「しかしながら」は、それまでの内容に強く反対する場面、あるいは相反する事項を述べる場面で使われる言葉だと言えます。

すなわち、「しかし」はちょっとしたことや細々したことに対して反論する場合にも使われますが、「しかしながら」は強く相手の意見を断ち切って反論するような場合にのみ使われると言う違いがあるのです。

ビジネスにおいては、会議等でここではきっちりと強く反論しなければならない場合にのみ「しかしながら」を使うべきだと言えます。


「しかしながら」を使った例文

・『昨年度も売り上げは確かに伸びています。しかしながら伸び率の鈍化と、営業利益率の低下は大きな課題です』
・『細かい反対ポイントは色々あるでしょう。しかしながらそれを理由に進めなければ、この危機的状況を脱却できません』

「しかしながら」の類語や言い換えし

「しかしながら」の類語としては「しかし」が挙げられますが、それ以外に逆接の接続詞としては「が」「ものの」「だが」「ところが」「だけど」「でも」等が挙げられます。

多くの逆接の接続詞が挙げられますが、いずれも「しかし」と同等か、もしくは弱めの逆接的なニュアンスで使われています。

まとめ

「しかしながら」は、「しかし」と同様に逆接の接続詞として使われる言葉です。

ただ、「しかし」は広く逆接の接続詞として使われるのに対し、「しかしながら」は絶対に強く反論すべき場面などで使われ、「しかし」よりも逆接の意味を強く表現する場合にのみ使われる言葉です。

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