この記事では、ビジネスシーンで使われることのあるフレーズの「より一層親睦を深めたく存じます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「より一層親睦を深めたく存じます」とは?
「より一層親睦を深めたく存じます」のフレーズを言葉毎に分解し、それぞれの意味等を少し詳しく説明します。
まず最初の「より一層」は「今まで以上や、さらに」と言った意味の言葉です。
また「親睦」の読みは「しんぼく」で、「互いに親しみ合い、仲よくすること」を意味する言葉です。
「親睦」の「親」の漢字の訓読みは「した(しむ)」で、「睦」の漢字の訓読みは「むつ(む)」なので、「親睦」は、先の意味となるのです。
そして、「深めたく」は「深めたい」の連用形です。
最後の「存じます」は「思う」の謙譲語である「存じる」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
以上より、「より一層親睦を深めたく存じます」は「さらに親しみ合いを深めたいと思う」と言った意味の敬語表現となります。
「より一層親睦を深めたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「より一層親睦を深めたく存じます」のフレーズは、社内外の「親睦会」の案内状や、案内メールでよく使われるフレーズです。
例えば、社外との間では、win-winの関係にある取引先との間で、しばしば「親睦会」が開催されることがあります。
また、大企業では組織改編でいくつかの部署が統合されて一つの組織が誕生することもよくあり、そんな際には社内の社員同士の「親睦会」が行われることもあり、そんな時には少し改まった「より一層親睦を深めたく存じます」とのフレーズを使って「親睦会」の案内がされることも少なくありません。
「より一層親睦を深めたく存じます」を使った例文
・『〇〇社と??社の恒例の親睦会を下記のとおり開催し、より一層親睦を深めたく存じます』
・『新組織が発足して1か月が経過しました。これを機会に親睦会を開催し、より一層親睦を深めたく存じます』
「より一層親睦を深めたく存じます」の類語や言い換え
「より一層」の類語としては「さらに」が挙げられます。
また、「親睦」の類語としては「親交」や「懇親」が挙げられます。
したがって「より一層親睦を深めたく存じます」は「さらに親交を深めたく存じます」や「より一層懇親を深めたく存じます」と言い換えることが出来ます。
また、「より一層親睦を深めたく存じます」は改まった表現で、少し仰々し過ぎるので、一般的な職場の「親睦会」の案内では、「より一層親睦を深めたいと思います」との表現を使う方が良いでしょう。
まとめ
「より一層親睦を深めたく存じます」は「さらに親しみ合いを深めたいと思う」と言った意味の敬語表現です。
「親睦会」の案内の文書でよく使われるフレーズです。