ここでは「共有させていただくことができました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「共有させていただくことができました」とは?
「共有させていただくことができました」は、何かを何人かの間で共有できたという意味になります。
ここでの「共有」は、その全員にそれを配布した、それについての情報を周知したといったような意味になり、前者の時にはデジタル的なコピーで共有したという意味になることが多く、後者では知識として皆がそれをもったと伝えています。
それができましたとしているので、そういった状態になった後に用いる表現です。
この前に「お陰さまで」とつけると、その相手のお陰でという意味になるため、そういう場合に使われることも多く、そんな時にはこの後に「ありがとうございました」のようなお礼の表現とセットになると考えていいでしょう。
「共有させていただくことができました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「共有させていただくことができました」を少し崩すと、「共有させていただきました」となります。
こちらの方がそれまでの流れに適していると思った時にはよくそのように用いられており、この形にしても失礼になることはありません。
前に「お陰さまで」などとつければその相手のお陰だという使い方にできる点も一緒なので、この表現でも見聞きすることが多く、ビジネスシーンでもまま用いられています。
口語、文章は問わない表現ですが、元の表現はその丁寧さから文章向けで、先の「共有することができました」の方が口語で使うには向いており、文章で用いても問題ありません。
「共有させていただくことができました」を使った例文
・『お送りいただきました資料をグループ内で共有させていただくことができました』
・『お聞きしたことを部内で周知し、今後のために共有させていただくことができました』
「共有させていただくことができました」の類語や言い替え
・『共有することができました』
このような形にしてもほとんど同じ意味になります。
ですが、その相手のお陰でといった使い方以外をする場合に向いている表現になり、こちらで苦労した結果、それができたといったように用いる時によく使われています。
頭に「お陰さまで」とつけるとそちらのお陰だと使うこともできるので、そのような時の言い替えにしても構いません。
まとめ
「共有させていただくことができました」は、その相手のお陰でそれができたと使うのに向いている表現です。
その点から「お陰さまで」とこの前につける用い方にすることが多く、ここまで堅くしたくない場合には「共有させていただきました」と少し崩して使うといいでしょう。