「少々お待ちいただけますと幸いです」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「少々お待ちいただけますと幸いです」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「少々お待ちいただけますと幸いです」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「少々お待ちいただけますと幸いです」とは?

「少々お待ちいただけますと幸いです」のフレーズにおける「少々」「少しや、ちょっと」の改まった表現の言葉です。

次の「お待ちいただけますと」は、「待つ」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられ、その後ろに「もらう」の謙譲語の「いただく」と丁寧語の「ます」、そして仮定の「と」が付けられた表現です。

ここでは「お〜いただく」で敬語表現を形成しています。

また、最後の「幸いです」「嬉しい」との意味の「幸い」に、丁寧語の「です」が付けられたものです。

したがって「少々お待ちいただけますと幸いです」のフレーズは、「少し待ってもらえると嬉しい」との意味の敬語表現となり、「少々待ってほしい」とお願いする際に使われます。


「少々お待ちいただけますと幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「少々お待ちいただけますと幸いです」のフレーズは、お客様等に「少し待ってほしい」とお願いする言葉です。

ここで使われている「少々」は、「少しの時間」「ちょっとの時間」を指します。

したがって、このフレーズは電話でお客様から何らかの問い合わせを受け、調べるために電話を切らずに少し待ってほしいとお願いする際によく使われます。

また、会社の受付係が訪れてきた人の面会相手の社員に電話連絡する間、少し待ってほしいとお願いする際にもよく使われます。

一般的に、こうした場合の「少々=少し、ちょっと」の時間は2,3分で、5分も待たせる場合は「少々」とは言えません。

相手の方をイライラさせるような時間は決して「少々」とは言えないのです。

また、メール等でやり取りするような内容に対しては、「少々待ってほしいと」との表現を使うのは適切ではありません。

具体的に1日や1週間と期限を明確にして待ってほしいとお願いすべきと言えます。


「少々お待ちいただけますと幸いです」を使った例文

・『只今調べますので、少々お待ちいただけますと幸いです』
・『只今、〇〇をお呼びしますので、少々お待ちいただけますと幸いです』

「少々お待ちいただけますと幸いです」の類語や言い換え

「少々お待ちいただけますと幸いです」のフレーズは「少々お待ち願えますでしょうか」「少々お待ちいただけますでしょうか」「少々お待ちいただきたく存じます」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「少々お待ちいただけますと幸いです」のフレーズは、「少し待ってもらえると嬉しい」との意味の敬語表現です。

タイトルとURLをコピーしました