ここでは「再開いたします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「再開いたします」とは?
「再開いたします」は、何かを再び始めるという意味になります。
実際にそれを行う前に用いる表現になり、口語、文章のどちらでも使われています。
例として、一旦止めていた作業を「○時から再開いたします」と、○時になったら再びそれを始めると用いたり、「こちらが終わったら再開いたします」とすれば、それが終われば何かを再び始めると言っています。
語尾が「いたします」となっているため、丁寧にそのように伝えるために用いられており、ビジネスシーンでは他社や目上の人を相手に使うことが多いです。
更に丁寧にすると「再開させていただきます」となりますが、このように使う場合には前後の表現も丁寧にする必要があります。
上の「こちらが終わったら〜」であれば、その部分を「こちらが終わりましたら〜」とするという具合です。
「再開いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「再開いたします」は、再びそれまでに行っていたことを始めるという意味になります。
よって、違うことを始めるという場合に使うことはできず、一時的に中断していた内容をまた始める場合にのみ用いられます。
そのような使い方であれば、販売をとりやめていたものを再び売り始めるといった場合にも用いることができ、「物価高の影響で中止していましたが、明日から食べ放題を再開いたします」のように使っても構いません。
語尾を崩して「再開します」としてもよく、そちらにすると少しだけカジュアルになります。
「再開させていただきます」とすると、前後の文言もそれに合わせて丁寧にする必要があると書きましたが、この「再開します」の場合はそのまま置き換えにして構いません。
「再開いたします」を使った例文
・『昨年まで中止していた夏祭りですが、今年から再開いたします』
・『ここで1時間の休憩を経て、再開いたします』
「再開いたします」の類語や言い替え
・『再始いたします』
このように使っても意味は同じで、同様に一度止めていたことを再び始めると使う表現です。
こちらは口語には向いていないため、文章で用いられていますが、「再開」の方が一般的な表現のため、無理にこちらに言い替える必要はありません。
まとめ
「再開いたします」は、今は止めている何かを再び始めるという意味になる表現です。
以前と同じ内容をまた始めるという使い方になり、口語、文章を問わず用いられています。
そのような宣言になる表現のため、実際にそれを始める前に使われることになります。