ここでは「ご決断をお願いする」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご決断をお願いする」とは?
「ご決断をお願いする」は、何かをきちんと決めて欲しいとお願いする時に用いる表現です。
「決断」としているため、比較的大きなことを決める場合に使われており、例えば、皆で一緒に向う目的地を候補の中のどこにするかと、「ここは、リーダーである○○さんにご決断をお願いすることにしたいと思います」などと用いるという具合です。
このようなことから、ビジネスシーンで他社との契約に対し、「この件は、部長にご決断をお願いすることとなっています」のような使い方もされています。
「ご決断をお願いする」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご決断をお願いする」は、誰かにそうすることにする、またはそうしたい、もしくはもうそうしたといった用い方になります。
先のように、大きな物事を決めてもらいたいと考えて使われる表現のため、ビジネスだとそれをお願いされた側は結構な責任を背負う場合が多く、プライベートで用いた時にもそれなりの責任はついてまわることになります。
よって、リーダー格の人間や、最初からそういった役目を背負うべき立場だからこそ、このようなことをお願いされると考えていいでしょう。
「ご決断をお願いする」を使った例文
・『この件に関しては、我々の代表になる○○さんにご決断をお願いすることになりました』
・『やはり、社長に最終的なご決断をお願いすることになると思います』
「ご決断をお願いする」の類語や言い替え
・『ご判断をお願いする』
この「判断」とした場合も、何かを決めて欲しいというお願いをするという意味になりますが、「決断」ほどは大きくない事柄に対して用いられます。
よって、そこまでではない場合にはこのように使う方が合っており、特にプライベートではこちらより責任が重くなる「決断」とはそれほど使うことはありません。
まとめ
「ご決断をお願いする」は、比較的大きな事柄を誰かに決めてもらうために用います。
それができる相手にお願いした、これからそうするつもりだといったような使い方になりますが、そのお願いをされた側には少なからず決めたことに対する責任が生じる場合がほとんどです。
