正しい副詞を使用できているのか、自信を無くしてしまうこともあるもの。
「しっかりと」の使い方を見ていきましょう。
「しっかりと」とは?
「しっかり」は安定していて、ビクともしない様子をいいます。
揺るぎのない状況を示していて、何かがあっても倒れない状況をあらわしています。
「しっかりと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
足元がっちりと固まっていて、たじろがない様子を表現しています。
手抜かりなく実行することを「しっかりとやる」というので「年末も残りあとわずか、各自しっかりとやってください」と朝の挨拶で使われることもあります。
一方で抽象的な表現に思えるので、人によっては手ぬるい言い方に聞こえることがあるかもしれません。
提案や指示に用いる時には「しっかりと」では弱いので、ほかのひと言を覚えておくと安心です。
社会人らしい熟語を抑えておき、厚みのある言い方も心得ておきましょう。
「しっかりと」を使った例文
・『問題山積ですが、しっかりとお願いします』
・『年末までに遂行できるよう、着実に進めてください』
「しっかりと」の類語や言い替え
「しっかりと」とよく似た言い方に「はっきりと」が挙げられます。
曖昧さがなくて、白黒つくように整えることをいいます。
もう少し大人びた言い方にしたい時は「明らかに、明瞭に」となるので心得ておきましょう。
このほか「しっかりと」の言い替えに「足場を固める」や「着実に遂行する」そして「目標に向かって、一歩ずつ取り組む」が挙げられます。
足場を固めるとは念入りに準備して、あるプロジェクトに取り組むことをいいます。
「着実に遂行する」は迷いなく、目的を達成することをあらわします。
「目標に向かって、一歩ずつ取り組む」は、目標とされたテーマに向かって、歩みを止めないことを指します。
それぞれ堅実な言い方といえるので、頭に入れておきましょう。
まとめ
「しっかりと」の意味と類語について見てきました。
色々な表現を知っておくと、スキルの上達に繋がります。
伝えたい内容にあわせて、自在に言葉を組み立てていきましょう。