「五月雨(さみだれ)式に失礼いたします」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「五月雨式に失礼いたします」とは?
「五月雨式に失礼いたします」とは、ビジネスシーンや敬語での文章などにおいて「何度もくり返し申し訳ございません」または「先ほどお伝えしたばかりではございますが追記させていただきます」などという意味合いで用いられている表現です。
「ものごとがだらだらと続く」さまを示す「五月雨式」という語は、ビジネスにおいては「一度で済ませるべき用事を何回かに分けて伝える」様子などを表しており、上記のフレーズは「短い間に何べんもお知らせさせていただくことをお許しください」などというニュアンスで使用されています。
「五月雨式に失礼いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「五月雨式に失礼いたします」とは、「前回お知らせするべき用件が漏れてしまっておりましたので、改めてご連絡申し上げます」ないし「短時間にくり返してしまうこととなりまして申し訳ないと存じます」などという意味合いで使われている言い回しです。
「五月に降る雨は降ったり止んだりしながらダラダラと続いていく」さまを示す「五月雨式」という語は、ビジネス上では「一度に完了させるべき用事を何回かに分けてしまう」様子などを示すネガティブなニュアンスを含む語句として用いられています。
「五月雨式に失礼いたします」を使った例文
・『五月雨式に失礼いたしますが、前回お知らせいたしましたご依頼に補記させていただきたいことがございます』
・『五月雨式に失礼いたします、先ほどお伝え申し上げました事案につきましてご変更いただきたいことがありますので、再度お伝えさせていただきます』
「五月雨式に失礼いたします」の類語や言い替え
・『しつこいぐらいに何度も申し訳ございません』
・『何べんもお手を煩わせてしまい恐れ入ります』
・『くり返しお時間をとらせてしまいまして恐縮でございます』
まとめ
「五月雨式に失礼いたします」とは、ビジネストークや敬語での会話などにおいて「複数回にわたりまして申し訳なく思っております」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。
