ここでは「全然大丈夫です」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「全然大丈夫です」とは?
「全然大丈夫です」は、何の問題もない、という意味で使われています。
「それにつきましては、全然大丈夫です」のように、何かについて全く平気だと伝えるために用いられていますが、今でこそそのように普通に使われているものの、本来この「全然」という表現は、それだけで「全く駄目」という意味で用いる表現です。
よって、「それについては全然です」と用いただけで、それについては全く駄目だという解釈になります。
そのため、「全然大丈夫です」などという使い方をすることはできないはずですが、現在ではいい方の意味でも普通に用いられています。
「全然大丈夫です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「全然大丈夫です」は、先のように、本来の解釈とは違う使い方になる表現です。
しかし、今では特にこの形で問題なく使われているため、このような用い方に対し、それはおかしいと目くじらを立てて指摘をするようなことは避けた方が無難です。
そもそも、言葉にはその時代なりの新たな解釈が加わることが珍しくなく、この「全然」の場合も然り、現在ではいい方、悪い方のどちらに対しても使える、その程度が強いという意味で用いられています。
ですが、ビジネスシーンでは少し慎重になるべきで、他社など対外的な相手にはできれば使わない方がいいかも知れません。
「全然大丈夫です」を使った例文
・『それくらいのことでしたらついでに行えますので、全然大丈夫です』
・『数としては、5個もあれば全然大丈夫です』
「全然大丈夫です」の類語や言い替え
・『全く問題ありません』
ビジネスではこのように言い替えることが多く、こちらにすることで、本来の解釈では〜のような指摘を受けることもなくなります。
この他に、「何も心配ありません」といった表現でも同じ意味になり、そちらを使うことも多いです。
まとめ
「全然大丈夫です」は、何も問題になる部分はない、という解釈で使われている表現です。
本来はおかしい使い方になりますが、現在では市民権を得ていると言える用い方なので、一般で使う場合には特に問題はありません。
ただし、ビジネスシーンでは類語で挙げたような別の表現を用いる方が無難だと言えるでしょう。