正しい使い方なのか、疑わしく思うビジネス敬語もあるものです。
「あらかじめご了承くださいますよう」の正確な使い方と類似表現を見ていきましょう。
「あらかじめご了承くださいますよう」とは?
この場合の「あらかじめ」は「そのつもりでいて下さい」という意味合いがあります。
「事前に」という訳があります。
また「ご了承」はこちらの事情を、受け入れてもらうことを示します。
「くださいますよう」は尊敬語のニュアンスがあり、してくれる相手を高める言い方です。
そのため「あらかじめご了承くださいますよう」で「前もって知っておいてもらえると、大変助かります」と解釈できます。
「あらかじめご了承くださいますよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
台風が接近するため、明日は早めに店じまいをするかもしれない。
このようにお伝えしたい時の表現が「あらかじめご了承くださいますよう」にあたります。
事前に発表しておきたいもの、お知らせしておきたい件について用いていきましょう。
一方で台風など自然災害をのぞき、こちらの都合である事柄をお願いせざるを得ないことがあります。
「ご不便をおかけいたします」や「ご迷惑をお掛けいたします」などお詫びの文言も盛り込んでおくと、角が立たずに済むでしょう。
「あらかじめご了承くださいますよう」を使った例文
・『あらかじめご了承くださいますよう、切にお願い申し上げます』
・『営業時間の変更がございます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします』
「あらかじめご了承くださいますよう」の類語や言い替え
似ている表現に「予めご了承くださいますよう」があります。
「あらかじめ」を漢字の「予め」に整えています。
フォーマルな場面では漢字に直して、用いてみるのもいいでしょう。
言い替えに「〇〇となる可能性もございますので、ご理解くださいますようお願いいたします」があります。
まとめ
「あらかじめご了承くださいますよう」を解説しました。
「ご了承」にまつわる様々な敬語を知って、語彙力の向上に役立てていきましょう。
