敬語に慣れていないと、自分の言葉に自信を失ってしまうことも。
「あらためて業務に努めていく所存でございます」の正しい使い方を見ていきましょう。
「あらためて業務に努めていく所存でございます」とは?
「あらためて」は「やり直す、仕切り直す」という意味があります。
漢字に直すと「改めて」になります。
「努めていく」は、そうなるように努力することをいいます。
また「所存でございます」は自分自身の固い意志をあらわしています。
気を取り直して業務に取り組んでいく、そのような決意を物語っています。
「あらためて業務に努めていく所存でございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの文章は意欲をあらわす場で用いられています。
部署異動があって、新しい配属先で挨拶する時に使えます。
一方で「あらためて業務に努めていく所存でございます」とすると「あらためて」の意図がよく分からず、主眼がぼやけてしまいます。
「新たな気持ちで、業務に励む所存でございます」や「初心を忘れずに、業務と向き合う所存でございます」と他の表現に置き換えて、伝わる文章にしていきましょう。
「あらためて業務に努めていく所存でございます」を使った例文
・『心新たに、業務にあたる所存でございます』
・『新たな気持ちで、業務に尽くす所存でございます』
「あらためて業務に努めていく所存でございます」の類語や言い替え
同じような表現に「新たな気持ちで、精進してまいります」が挙げられます。
また「新人時代の志を思い出して、気を引き締めてまいります」もあります。
どちらも人事異動があって、新しい職場で挨拶する際に使えます。
「至らない点も多々あるかと存じますが、精一杯がんばりますので、よろしくお願いいたします」と添えておきましょう。
このほか言い替えの表現に「新たな気持ちで業務にあたる所存でございます」や「期待に応えられるよう、努力する所存でございます」があります。
前向きな気持ちを表現できるよう、丁寧に言葉を見繕っていきましょう。
まとめ
「あらためて業務に努めていく所存でございます」の使い方を学びました。
適切な表現を取り入れて、敬語の達人を目指していきましょう。