この記事では、「いかなる処分もお受けします」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「いかなる処分もお受けします」とは?
「いかなる処分もお受けします」は、どの様な処罰が与えられても受け入れる覚悟があると伝える丁寧な表現です。
「いかなる+処分+も+お受け+します」で成り立っている語で、「いかなる」は「どの様な」、「処分」は「規則・規約などを破った者に罰を加えること」、「も」は助詞、「お受け」の「お」は謙譲語の接頭辞、「受け」は「受ける」の連用形、「します」は「する」の連用形「し」+丁寧語「ます」、全体で「どの様な罰則を加えられても受ける」の敬語表現になります。
「いかなる処分もお受けします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「いかなる処分もお受けします」は、自分の不手際により組織に多大な損害を与えた時、始末書の反省の言葉として使われることが多くなります。
「処分」は「罰を与えること」ですので、単なるミスや失敗ではなく、規則に反することをしたり、自社・他社に多大なる損害を与えた時など、重大な過失を犯した時に使われる表現です。
「いかなる処分もお受けします」の正しい文章表現
「いかなる処分もお受けします」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『いかなる処分も謹んでお受けする所存でございます』
「謹んで」は「うやうやしく」、「所存」は「心に思うところ」、「ございます」は動詞「ある・いる」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化、全体で「どの様な罰則もうやうやしく受ける考えである」の敬語表現になります。
「いかなる処分もお受けします」を使った例文
「いかなる処分もお受けします」を使った例文は以下の通りです。
・『今後同じようなことをした場合には、いかなる処分もお受けします』
・『〜について私の責任は免れません・いかなる処分もお受けします』
・『今回のことを重く受け止め、いかなる処分もお受けします』
「いかなる処分もお受けします」の類語や言い替え
「いかなる処分もお受けします」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『相応の処分を受ける覚悟でございます』
・『いかなる処分を受けても異議はございません』
・『いかなる処分も謹んでお受けいたします』
まとめ
今回は「いかなる処分もお受けします」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。