どのように操ればいいのか、分からなくなる日本語もあるものです。
「いずれにせよ」の適切な使い方と例文、似ている表現を調べていきましょう。
「いずれにせよ」とは?
この場合の「いずれにせよ」の「いずれ」は「何れ」と表現できます。
抽象的に何かを例える時の言い方です。
そのため「いずれにせよ」で「何はともあれ」というニュアンスがあり、結論を手短に述べる時の言い方です。
どのようなパターンになったとしても、最終的にはそうなると見ていることを示しています。
「いずれにせよ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの言い分を適格に伝えたい時の表現が「いずれにせよ」にあたります。
色々な諸問題が起きていても、できるだけ明るい要素をひろい、前向きな方向で進めていきたい時に用いられています。
どのような結果になっても、あるいはどのような状況になっても、こうした意味合いを含んでいる表現なので心得ておきましょう。
一方で「いずれにせよ」は言い方によっては、一方的に聞こえる言い回しです。
とくに社外の方に用いると、失礼にあたることも多いもの。
気を付けておきましょう。
「いずれにせよ」を使った例文
・『いずれにせよ、株価は今後も上昇していく見通しです』
・『いずれにせよ、当面の間はこれまでの規定を継続させていきます』
「いずれにせよ」の類語や言い替え
似ている言い方に「どちらにしても」があります。
どのようなパターンだったとしても、このような意味があります。
「どちらにしても、A案は採択される見通しです」と用いられています。
状況によっては投げやり、責任のがれに聞こえるので注意しておきましょう。
言い替えに「いずれにいたしましても」や「いずれにしても」があります。
語尾を整えているので、大人びた言い方に変化しています。
まとめ
「いずれにせよ」を解説しました。
気になるビジネス敬語を正しく学んでおくと、どのような職場に行っても落ちついて働けます。
大きな武器を得るために、敬語の力を引き上げていきましょう。