「いらしてください」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「いらしてください」とは? ビジネス用語

この記事では、日常でもビジネスシーンでもよく使われる「いらしてください」のフレーズについて、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「いらしてください」とは?

「いらしてください」「いらして」「来る」「いる」「行く」の尊敬語である「いらっしゃる」の連用形の「いらっしゃって」が発音しやすく省略された言葉です。

また、次の「ください」は助動詞で「くれ」の尊敬語です。

「〜してほしい」といった意味になります。

したがって、「いらしてください」「来てほしい」「いてほしい」「行ってほしい」との意味の敬語表現となります。


「いらしてください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「いらしてください」は、先に記した通り、「来てほしい」「いてほしい」「行ってほしい」と3つの意味を持つ言葉です。

そのため、相手の方とどのような会話やメール等でのやり取りをしているか、または前後の文章全体等を把握しないと、どの意味で使われているのかが分からない表現だと言えます。

したがって、場面によっては誤解を招かないように適切な言い換え表現を使うべきと言えます。

また、この表現は敬語表現ですが余り敬意の高い表現ではありません。

また「ください」「くれ」の持つ命令的なニュアンスがあることから、それを和らげるために女性が使う場合は「くださいませ」との表現がよく使われています。

いずれにしても、ビジネスで使う場合には、少しカジュアルな印象を受ける表現なので、使用する場面や相手の方に配慮した言い換え表現を使うべきと言えます。


「いらしてください」を使った例文

・『海外出張ご苦労様です。気をつけていらしてください』(行ってほしいの意味の例文)
・『お時間がとれるようでしたら、是非いらしてください』(来てほしいとの意味の例文)
・『ゆっくりとくつろいでいらしてください』 (いてほしいとの意味の例文)

「いらしてください」の類語や言い換え

「来てほしい」との意味の言い換え表現としては「お越しください」「お運びください」が、また「行ってほしい」との意味の言い換え表現としては「お出かけください」が、さらに「いてほしい」との意味の言い換えでは「ご滞在ください」が挙げられます。

また、「ください」の表現を換え、敬意を高めた敬語表現として「いらしていただきたいと存じます」「いらしていただければ幸いです」等と言い換えることも可能です。

まとめ

「いらしてください」「来てほしい」「いてほしい」「行ってほしい」との意味の敬語表現です。

三つの意味を持つフレーズなので、場面に応じて誤解を招かぬよう適切な言い換え表現を使うことが必要と言えます。

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