慶びをあらわす表現を知っていると、日々の業務に活かせます。
「うれしいことに」の正しい使い方と例文を見ていきましょう。
「うれしいことに」とは?
この場合の「うれしいこと」とは、恵まれていることを指します。
「ことに」は文と文をつなぐ時に使う、上品な言い回しです。
明るい状況や条件になった時に、素直に喜ぶフレーズといえるでしょう。
「うれしいことに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
恵まれていることを喜ぶ内容が「うれしいことに」にあたります。
競合が多いコンペに勝った、あるいは傘下の製作会社がつくったドキュメンタリー作品が海外の賞を受賞したなど、本心で「うれしい場合」に用います。
敬語としての重みが少ないので、会社内で良いことがあった時に身内同士で使うといいでしょう。
一方で文字におこす場合に「うれしいことに」だと、少々おさなく見えます。
引き締まった文章を目指したい時は「うれしいことに」を「嬉しいことに」と漢字に直すと、落ちついた言い方に見えるでしょう。
また当たり前のことですが「うれしいことに」は不幸があった方には、使いにくい表現です。
また慎重に検討すべき内容に対しても、控えた方がいい場合も。
時と場に応じたセンテンスを選んで、空気の読める社会人になっていきましょう。
「うれしいことに」を使った例文
・『うれしいことに我が社が、コンペで選ばれました』
・『うれしいことに所属タレントが、最優秀女優賞を獲得しました』
「うれしいことに」の類語や言い替え
似ている言い方に「おあつらえ向きの」があります。
「おあつらえ」とは「誂える」の変化した形で、オーダーメードをお願いすることをいいます。
そのため「おあつらえ向きの」で希望していた通り、注文していた通りという好意的な意味になります。
言い替えの表現に「好ましいことに」や「嬉しいことに」が挙げられます。
まとめ
「うれしいことに」を解説しました。
使い方が難しいビジネス敬語を正しく学んで、日常業務に活かしていきましょう。