「おおむね」のビジネスシーンでの使い方をご存じでしょうか。
この記事では、「おおむね」というフレーズについて分かりやすく説明していきます。
「おおむね」とは?
「おおむね」は「物事におけるだいたいの趣旨」や「ある状態が大部分を占める様子」といった意味を持つ言葉です。
主に「全体の7割程度を超える」ような際に使われ、漢字で「概ね」と記す場合もあります。
「おおむね」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「おおむね」は、「全体の多くの部分がそのような状態である」ことを示す際に使われます。
ビジネスにおける例としては、業務が9割程度終わっていたり、イベントなどへの参加者のおおよその人数を報告したりする際に「業務はおおむね終わりました」や「参加者はおおむね500名です」などのように表現します。
なお、「おおむね」は物事の明確な度合いを示す言葉ではないため、詳しい説明や具体的な数字などが求められている際に使うのは適切ではないといえます。
また、「おおむね」から連想される物事の度合には個人差があるため、自分は「70%完成している」のつもりで「おおむね完成している」と言ったのに相手には「90%完成している」と受け取られる可能性もあるため、使い方には注意が必要です。
「おおむね」を使った例文
・『セミナーの申し込み人数はおおむね50人です』
・『事故の状況はおおむね把握しております』
・『システムの状態は今のところおおむね順調です』
「おおむね」の類語や言い替え
「おおむね」の類語には「だいたい」や「大半」などが挙げられます。
「だいたい」は「物事のほとんどの数量を占めていること」を示し、「大半」は「半数以上」「大部分」を示すことから、「おおむね」と似た意味合いで用いることが可能です。
また、「全体的に」「概して」といった意を表す「総じて」を使う方法もあります。
まとめ
「おおむね」は「物事におけるだいたいの趣旨」や「大部分を占める様子」を意味する言葉です。
曖昧な印象を与える場合があるため、状況に合わせて使うことがポイントです。
ぜひ参考にして業務や職場でのコミュニケーションに役立ててください。