本当に正しい意味なのか、小中学校時代に戻って学び直したいことも。
「おんぶにだっこ」の適切な使い方を見ていきましょう。
「おんぶにだっこ」とは?
「おんぶにだっこ」は「ねえねえ、おんぶして、抱っこして」と祖父母や親に甘える、小さな子をイメージして生まれた表現です。
本当は歩く体力も残っているのに「何もできないこと」をアピールして、可愛くおねだりする姿をあらわしています。
「おんぶにだっこ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
おんぶにだっこは甘え上手なイメージがあります。
要領よく人に甘えて難局を切り抜けるたくましい姿に見えますが、一方でビジネスシーンで用いるのは注意したい表現です。
おんぶにだっこは「人任せ、頼りっぱなし」そして「迷惑をかけても、まったく反省しない人」という負の意味もあります。
「御社はいつでも、おんぶにだっこですね」と使うと褒め言葉どころか、嫌味に受け取られかねないので気を付けておきましょう。
どうしても使いたい場合は社内スタッフなど内輪で使うようにする、自分の行為に謙遜の気持ちを込めて使用するなど、配慮していきましょう。
「おんぶにだっこ」を使った例文
・『いつでもおんぶにだっこ、ご迷惑をおかけし申し訳ありません』
・『おんぶにだっこな社員にならないよう、各自お願いいたします』
「おんぶにだっこ」の類語や言い替え
「おんぶにだっこ」とよく似ている言い方に「抱き合わせ」があります。
異なる2つの商品を組み合わせるという意味があり、ビジネスシーンでも良く使われます。
知名度の低い商品を人気商品のおまけとして付け、販売促進につなげる際にも利用されています。
抱き合わせをすることで単体よりもパワーアップした売り方ができることも。
「だっこ」違いですが、覚えておきましょう。
このほか言いかえとして「他力本願」や「人任せ」「手余し者」が挙げられます。
他力本願と人任せは、自分で何でもやらず他人を利用する人をいいます。
手余し者も周りの足手まといになる、邪魔な人という意味も。
使い方には気を付けておきましょう。
まとめ
「おんぶにだっこ」をお伝えしました。
甘え上手という側面もありますが、ネガティブに使われています。
意味を深く知って、ビジネスシーンに役立てましょう。