ここでは「お借りさせていただく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お借りさせていただく」とは?
「お借りさせていただく」は、何かを借りたいという意味になる表現です。
「そちらをお借りさせていただくことはできますか」と用いると、それを借りてもいいかと訊ねており、「お借りさせていただくことにしました」とすれば、何かを借りることにしたと言っています。
「借りる」という言葉で表現ができる対象であれば、物品の類いでなくとも構わず、例えば、「こちらのアイデアをお借りさせていただくことはできますか」と、何かしらのアイデアを使わせて欲しいといった使い方をすることもできます。
「お借りさせていただく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お借りさせていただく」は、そうしたいと使うだけでなく、「お借りさせていただくことがあります」と、借りる場合があると用いたり、「お借りさせていただくことができませんでした」とした時には、それができなかったと使っています。
ここまでの表現にせず、「お借りさせていただくことはできますか」は、「お借りできますか」としても意味としては一緒です。
それでは崩し過ぎだと思った時には「お借りすることはできませんか」などとするとよく、この「〜いただく」の形はそれらをとても丁寧にしたものです。
「お借りさせていただく」を使った例文
・『申し訳ありませんが、1万円ほどお借りさせていただくことはできますか』
・『何度かお願いしてみましたが、お借りさせていただくのは難しそうです』
「お借りさせていただく」の類語や言い替え
・『ご拝借いただく』
「お借りさせていただく」でも十分丁寧な使い方ですが、この表現にすると、それに加えて畏まった表現になります。
使い方は同様で、「ご拝借いただくことはできますか」のような用い方になり、他社や目上の人を相手に下からとても丁寧に使う場合に向いています。
まとめ
「お借りさせていただく」は、何かを借りたいと言っている表現ですが、使い方によって、そうできれば、またはできなかったなどと用いることもできます。
とても丁寧な表現なので、少し崩して「お借りすることは」と使うことも多く、そちらでも十分丁寧な用い方になります。