ここでは「お借りしながら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お借りしながら」とは?
「お借りしながら」は、何かを借りながらという意味で使われます。
ですが、物理的に存在するものをそうしながらとはあまり用いられず、「皆様のお力をお借りしながら進めることができればと考えております」のような使い方をする場合が多く、他にも「お知恵をお借りしながら〜」と用いるなど、そういったものを頼りにしながらと使う表現となっています。
「何かの道具、場所などを借りながら」と用いることもできなくもありませんが、その場合には少し形を変えて「お借りして」と使う方が向いています。
「お借りしながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お借りしながら」は、先のように、誰かの力や知恵などを借りながらと用いることが多い表現です。
このままだとビジネスシーンで使うには少し丁寧さに欠けるため、そちらでは「お借りしまして」とよく使われており、「現地の皆様のお力しまして何とか頑張ってみます」などという用い方をされています。
こちらの場合、後から「お知恵をお借りしまして何とか完成させることができました」のような、そうしながら何かができたという使い方にも向いており、元の表現より見聞きすることが多い形です。
「お借りしながら」を使った例文
・『ご参加いただいた皆様のお知恵をお借りしながら進めさせてもらえればと思っています』
・『○○さんの力をお借りしながら、何とかここまでくることができました』
「お借りしながら」の類語や言い替え
・『お借りいたしまして』
「お借りしまして」とすると丁寧になると書きましたが、このようにすると更にその度合いが上がります。
よって、ビジネスシーンではこの形で使われることが多く、「皆様の力をお借りいたしまして、何とか達成することができました」のような用い方を同シーンでよく見聞きします。
まとめ
「お借りしながら」は、主に力や知恵を借りながらという使い方になる表現です。
そうしながら何かを行う、そのつもりだ、そのお陰でこうすることができたなどと使われており、丁寧にすると「お借りしまして」や「お借りいたしまして」といった形になります。