周囲の人より早く退社する時などには、「お先に失礼いたします」と言うのが通常です。
しかしその正確な意味についてはご存知だったでしょうか。
お先に失礼いたしますの意味や使い方を確かめてみましょう。
「お先に失礼いたします」とは?
礼儀に外れた行為ですがとお詫びの気持ちを込め、皆さんより先に帰宅しますと、周囲に伝えるための丁寧な表現です。
「お先に失礼いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
自分の業務が終わったり急用ができたなどの事情で、周囲より早めに退社することはあることです。
また取引先や顧客の元に出向いた時も、帰宅を伝える場面があります。
そのような時に「お先に失礼いたします」と帰り際に言うのが良いです。
これによって周囲に対し、お詫びの気持ちと敬意を伝えながらの退社ができるでしょう。
使う場合は基本的に話し言葉のみであり、この一言だけでも差し支えがありません。
しかし「用事がありますので」など、何故先に帰るのかの理由を簡潔に含めることもできます。
また「今日はありがとうございました」など、相手に感謝の気持ちを併せることも可能です。
これは目上に使っても支障がない表現ですが、さらに気を使って丁寧に表現することもできます。
「お先に失礼いたします」を使った例文
・『それでは用事がありますので、お先に失礼いたします』
・『今日はありがとうございました。お先に失礼いたします』
「お先に失礼いたします」の類語や言い替え
「お先に失礼させていただきます」は、相手からの許可を得る形で、お詫びの気持ちを込めて先に帰ることを伝える表現となります。
「お先に上がらせていただきます」の場合は、相手の許可を受けて先に仕事を切り上げることを伝える形です。
「お暇(おいとま)させていただきます」は、相手の都合を考えて、相手の許可を得る形でその場から帰ることを言い表します。
「お疲れ様でした」は、相手の労苦をねぎらう気持ちを込めつつ、その場から帰るときに使われる表現です。
まとめ
お詫びの気持ちを込めて早く帰ることを伝えられるのが、「お先に失礼いたします」との表現でした。
この一言のみでも使うことができますが、理由や感謝の言葉を併せて述べることもできるでしょう。
またこれ以上に敬意を込めて言うなら「させていただく」の形を選んでみるのも良いです。
