ビジネスの基本は挨拶にあると言っても過言ではありません。
「お初にお目にかかります」もその典型的な該当例であり、これより解説いたします。
「お初にお目にかかります」とは?
「お初に」は「おはつに」と読み、意味は「初めて」です。
一方「お目にかかります」は、「お目にかかる」と丁寧表現助動詞の「ます」が合体した形であり、「お目にかかる」の意味は「会う」の謙譲表現になります。
つまり、「初めて会います」という内容を謙譲表現にしたものがこのフレーズの内容ということです。
「お初にお目にかかります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズがビジネスで使用されるのは、初対面の相手に挨拶する場合です。
しかも、かなり古い形のかしこまった表現ですので、強めに相手を立てた挨拶フレーズと言えるでしょう。
このフレーズの後には、自分の氏名や所属など、具体的な自己紹介内容が続くことになります。
「お初にお目にかかります。
吉岡商事営業部の田中と申します」のような形が具体的な使用例です。
「お初にお目にかかります」を使った例文
それでは、上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『お初にお目にかかります。ご紹介をうけました清原と申します』
・『お初にお目にかかります。株式会社吉田で営業しております松下申します』
「お初にお目にかかります」の言い替え
初めて相手に会った時の挨拶であれば代用可能です。
・「初めまして」
一般的な初めて会った時の挨拶フレーズです。
・「初めてお会いします」
こちらは、相手への敬意の強さとしては、「お初にお目にかかります」と「初めまして」の中間のフレーズです。
「初めてお会いいたします」と謙譲表現をやや強めても構いません。
まとめ
「お初にお目にかかります」とは、相手と初めて会った場合のかなりかしこまった挨拶表現です。
このフレーズの後に、具体的な自己紹介が続くことになります。