「お含み置き下さい」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈 (2)

「お含み置き下さい」とは? ビジネス用語

この記事では、「お含み置き下さい」の使い方について分かりやすく説明していきます。

「お含み置き下さい」とは?

「お含み置き下さい」は、ある事柄について、前もって知っておいて欲しいと伝える丁寧な表現です。

「お含み置き+下さい」で成り立っている語で、「お含み置き」「お」は尊敬語の接頭辞、「含みおき」は動詞「含む」の連用形「含み」+「置く」の連用形「置き」「ある状況を考慮に入れること」「下さい」「くれ」の尊敬語、全体で「ある状況を考慮にいれてくれ」の敬語表現になります。


「お含み置き下さい」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「お含み置き下さい」は、相手にある条件を伝える時や、既に決まっていることに状況次第で変更が生じる可能性がある時などに使われます。

お願いする表現ですので、事情や理由などをきちんと説明して納得してもらうことが大切です。

「ください」は尊敬語ですが、このまま使うと少し押しつけがましいニュアンスになりますので、目上の人や社外の人に対しては言い換えた方が良いでしょう。


「お含み置き下さい」の正しい敬語表現

「お含み置き下さい」の正しい敬語表現は以下の通りです。

・『ご理解を賜れれば幸甚に存じます』
最も丁寧な表現を紹介します。

「ご理解」「ご」は尊敬語の接頭辞、「理解」「他人の気持ちや立場を察すること」「賜れれば」「目上の人からもらうこと」の謙譲語「賜る」の可能形・仮定形「賜れれ」+接続助詞「ば」「幸甚」「この上なく幸せなこと」「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「事情や立場を察してもらえるとこの上ない幸せに思う」の敬語表現になります。

「お含み置き下さい」を使った例文

「お含み置き下さい」を使った例文は以下の通りです。

・『申し込み数が多い場合、抽選になりますことをお含み置き下さい』
・『保証期間が過ぎた場合、有償でのご対応になりますことをお含み置き下さい』

「お含み置き下さい」の類語や言い替え

「お含み置き下さい」の類語や言い替えは以下の通りです。

・『ご了承くださいますようよろしくお願いいたします』
・『ご承知おきいただけますと幸いです』
・『ご容赦いただきたくお願いいたします』

まとめ

今回は「お含み置き下さい」について紹介しました。

意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。

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