この記事では、「お困りごとはありませんか」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「お困りごとはありませんか」とは?
「お困りごとはありませんか」は、相手に対して解決するのが難しい事柄がないか尋ねる丁寧な表現です。
「お困りごと+は+ありませんか」で成り立っている語で、「お困りごと」の「お」は美化語の接頭辞、「困りごと」は「対処の手段がすぐに見つからず、心を苦しめたり、混乱を生じたりするような事柄」という意味、「は」は接続助詞、「ありませんか」は動詞「ある」の連用形「あり」に、丁寧語「ます」の否定形「ません」、疑問の終助詞「か」が付いた語、全体で、「容易に対処できず、思いわずらう事柄はないか」の敬語表現になります。
「お困りごとはありませんか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お困りごとはありませんか」は、専門的な立場から相手にアドバイスする時に使われます。
多くの場合、「〇〇についてお困りごとはありませんか」などの様に質問して、「〇〇」の専門としてビジネスするきっかけとする時に使われます。
たとえ専門外のことを質問されても、丁寧に答える様にすることが大切です。
「お困りごとはありませんか」の正しい敬語表現
「お困りごとはありませんか」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『ご不都合はございませんか』
「不都合」は「都合の悪いこと」、つまり「何かしら良くないこと」という意味、「ございませんか」は「ありませんか」の丁寧語です。
「お困りごとはありませんか」を使った例文
「お困りごとはありませんか」を使った例文は以下の通りです。
『経費精算でお困りごとはありませんか』
経費精算ソフトの販売業者が、明らかにマニュアルで経費精算していそうな企業にアプローチする時に使われます。
『水回りでお困りごとはありませんか』
水道業者が、一般家庭に配るチラシの文言として使われます。
「お困りごとはありませんか」の類語や言い替え
「お困りごとはありませんか」の類語や言い替えは以下の通りです。
『お悩みごとはありませんか』
「悩み」は「思いわずらうこと」「心の苦しみ」という意味です。
『ご不便な点はございませんか』
「不便」は「便利でないこと」「都合の悪いこと」という意味です。
『問題点などございませんか』
「問題点」は「困った事柄」「厄介な事件」という意味です。
まとめ
今回は「お困りごとはありませんか」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。