ここでは「お役立てできるよう」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お役立てできるよう」とは?
「お役立てできるよう」は、役に立てるように、という意味になる表現です。
それを丁寧にした使い方で、「少しでもお役立てできるよう、精一杯頑張るつもりです」のように用いられています。
このように、使う側が何か、誰かの役に立ちたいと考えて用いる以外に、「技術の発展にお役立てできるよう、弊社といたしましても尽力していく所存です」などと、もっと大きな対象にそうできればといった意味で用いることも多いです。
そのため、「役に立てるように」をただ丁寧にしただけではなく、そういった使い方に向いている形にしたものになります。
「お役立てできるよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お役立てできるよう」は、先のような何かの業界や技術といった対象にそうできるように、という用い方をすることが多い表現です。
そういう使い方ではなく、ビジネスシーンでそのプロジェクトに役に立ちたいといったように用いたい場合には、そのまま「役に立ちたいと思っています」のような形の方が向いています。
無理に丁寧にこの「お役立てできるよう」と使うと、仰々しくなってしまう懸念があるからですが、そんな時には少し崩した形の「お役に立てますよう」などという使い方をすることが多いです。
「お役立てできるよう」を使った例文
・『貴社にお役立てできるよう、弊社としましても精一杯努力してまいります』
・『科学の発展にお役立てできるよう、微力ながら尽力したいと思っております』
「お役立てできるよう」の類語や言い替え
・『お役立ちできるよう』
こちらも同様に、少し大きな対象に役に立てるように、といった使い方になります。
よって、そのまま言い替えにすることができ、見た目の通りにほとんど変わらない表現です。
どちらも口語、文章の両方で使われていますが、畏まった表現になることから、共に文章の方でよく見掛けます。
まとめ
「お役立てできるよう」は、何かの役に立てるように、と使われる文章向けの表現です。
このように使うことで堅くなってしまう懸念があるため、比較的大きな対象にそうしたいと用いる場合に向いており、そこまでの対象ではない場合には少し崩した「お役に立てますよう」という形にするといいでしょう。
