「お待ちいただきたく存じます」とはどのように使う?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「お待ちいただきたく存じます」とは?
「お待ちいただきたく存じます」とは、しばらくの時間そのまま待ってもらいたいということを伝える時に使用する言葉です。
商品等の到着やイベント、会議、コンサート等の開会時間等が遅れて知ったときなども「お待ちいただきたく存じます」いう言葉を使って、相手に待ってもらいたい旨を伝えます。
「お待ちいただきたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お待ちいただきたく存じます」をメールで使用するケースとしては、顧客に対して商品を発送した際に、到着まで待ってもらいたいときなどに「お待ちいただきたく存じます」という言葉を付け加えます。
相手から未受領の催促メールが来た場合の返信としても、「お待ちいただきたく存じます」という言葉が使われます。
会話で使用する場面としては、イベント会場の開会時間を待ちきれない人に、開会時間を尋ねられた際に、「お待ちいただきたく存じます」という言葉を添えて使うことが考えられます。
「お待ちいただきたく存じます」の正しい敬語表現
「お待ちいただきたく存じます」の敬語表現としては、そのまま使用しても問題ありませんが、一般の会話で使用するには少々丁寧すぎる印象があります。
「お待ちいただきたく存じます」は大切な顧客やかなり目上の方に対して使用することになります。
割と身近な相手に対する敬語の場合の表現方法としては、「待ってもらいたいと思います」などとなります。
「お待ちいただきたく存じます」を使った例文
・『大変申し訳ありませんが、そのままお待ちいただきたく存じます』
・『数日以内に商品が到着すると思われるのでそのままお待ちいただきたく存じます』
・『この後は担当者がご案内いたしますのでそのままお待ちいただきたく存じます』
「お待ちいただきたく存じます」の類語や言い替え
「お待ちいただきたく存じます」の類語や言い替えとしては、「待ってもらいたいと思います」や「お待ちいただけると幸いです」などとなります。
また、「もう少しお時間を頂けると幸いです」という言い替えの表現もできます。
まとめ
「お待ちいただきたく存じます」はビジネスシーンで使用することが多い言葉です。
正しい使い方や敬語表現を身に付けておくことが出来れば、咄嗟の会話で間違った表現をしてしまうことを避けることが出来るでしょう。
特にクレームに対する対応として、「お待ちいただきたく存じます」という言葉を使うケースでは、正しい使い方をすることで、相手にも納得をしてもらえるようになるでしょう。