「お忙しいことと存じますが、お体に」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「お忙しいことと存じますが、お体に」とは?
「お忙しいことと存じますが、お体に」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「ご多忙のこととは思いますが、お身体を」もしくは「お時間が不足していることは理解しておりますが、ご無理をせずに」などという意味合いで使われている表現です。
元々は違う会社や団体などと共にひとつのプロジェクトや同じ取引などを行っていく過程では、関係者同士で支え合いながらさまざまな業務に取り組んでいきますが、毎日のように生じるやり取りの流れで、相手への気づかいや心配りなどを示すことができる言い回しです。
「お忙しいことと存じますが、お体に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お忙しいことと存じますが、お体に」とは、「お仕事が立て込んでいることとは存じますが」ないし「お忙しい日常をお過ごしのこととは思いますが」などという意味合いで使われている言い回しです。
ビジネス上で通常係わりのある人員やメンバーなどに向けて、相手の体調や具合などに心づかいを示したかったり、先方の様子や事情などを案じることができる文言で、関係各所の仕事量や作業内容などを心配すると共に、自身や自社などはいつでも協力する用意ができている旨についても述べておけば、一層相手に安心感を与えることができます。
「お忙しいことと存じますが、お体に」を使った例文
・『年度末を迎えて非常にお忙しいことと存じますが、お体にお気をつけいただきますようお願い申し上げます』
・『人手不足によりお忙しいことと存じますが、お体に無理のないようにしていただきたく存じます』
「お忙しいことと存じますが、お体に」の類語や言い替え
・『ご多忙であることは承知しておりますが、ご自愛(いただければと思います)』
・『お時間に追われているとは存じますが、ご無理を(しないようにしてください)』
・『お時間が不足しているとは思いますが、まずはお身体を第一に(お考えいただけますようお願いいたします)』
まとめ
「お忙しいことと存じますが、お体に」とは、ビジネスシーンにおいて「十分なお時間がとれないことは存じておりますが、何よりもご健康を損なわないようにしていただければと思います」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて丁寧に使いこなしましょう。
