この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」とは?
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」のフレーズにおける「お忙しい」は、「忙しい」に相手の方に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
次の「日々」は「毎日」といった意味です。
また「お過ごし」は「暮らすこと」を意味する「過ごす」に接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
最後の「存じます」は「思う」の謙譲語の「存じる」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
したがって「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」のフレーズは「忙しい毎日を暮らして(過ごして)いると思う」との意味の丁寧な敬語表現になります。
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」のフレーズは、少し改まった表現であり、会話等の話し言葉で使われることは極めて少ないと言えます。
もっぱら手紙やメール等の書き言葉で使われる表現です。
このフレーズは、例えば転勤前の元の上司や、かつて担当していた取引先の方等に、久しぶりに手紙やメールで連絡を取る際に、その冒頭の挨拶文でよく使われる表現です。
このフレーズには、「一緒に仕事をしていた頃には多忙であったので、今も仕事に忙しい毎日を過ごしているだろうと推察します」といった意味が込められています。
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」を使った例文
・『現在も変わらずお忙しい日々をお過ごしのことと存じます』
・『今も昔と同じようにお忙しい日々をお過ごしのことと存じます』
・『現在もパワフルにお忙しい日々をお過ごしのことと存じます』
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」の類語や言い換え
「お忙しい日々」の類語としては「ご多忙な毎日」が挙げられ、「お過ごし」の類語としては「お送り」が挙げられます。
したがって「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」は「ご多忙な毎日をお送りのことと存じます」と言い換えることが出来ます。
また、敬語表現を換えて「お忙しい日々を過ごしておられることと存じます」や「お忙しい日々を過ごされていることと存じます」と言い換えることも可能です。
まとめ
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じます」のフレーズは「忙しい毎日を暮らして(過ごして)いると思う」との意味の丁寧な敬語表現です。
かつての上司や、担当していた取引先の方等に、久しぶりに連絡のメールを送る際に、挨拶文としてよく使われるフレーズです。