この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」とは?
「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」のフレーズにおける「お手すき」は、「手が空いていること」を意味する「手すき」に、敬意を表す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
次の「際」は「時」を表す言葉です。
また「ご返信」は「手紙やメールの返事」を意味する「返信」に、敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
そして「いただけたら」は、「もらう」の謙譲語の「いただく」に、仮定を表す「たら」が付けられたものです。
最後の「幸いです」は、「嬉しい」との意味のあらたまった表現の「幸い」に、丁寧語の「です」が付けられた表現です。
したがって、「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」のフレーズは、「手が空いている時に返事をもらえると嬉しい」との意味の敬語表現となります。
「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」のフレーズは、急ぎではないけれど、手が空いた時に返事をもらいたいと、少し遠回しにお願いする表現です。
ただし、いくら急いでいないと言っても、ビジネスでは期日が付きものであり、できれば何日までにと、返信の期日を添えた方がベターと言えます。
また、このフレーズで返事の要望を受けた方は、急がないと分かっていても、仕事が一段落した時に、マナーとして返信すべきと言えます。
「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」を使った例文
・『次月の営業所長会議への出欠を、お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです』
・『この件についてのご意見を、ご返信をいただけたら幸いです』
「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」の類語や言い換え
「お手すき」の類語としては「お手が空いている」や「お時間がある」や「ご都合の良い」が挙げられます。
したがって、「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」のフレーズは「お手が空いている時にご返信をいただけたら幸いです」や「お時間がある時にご返信をいただけたら幸いです」や「ご都合の良い時にご返信をいただけたら幸いです」と言い換えることができます。
また、より敬意を高めた表現として「お手すきの際にご返信をいただけましたら幸いです」と言い換えることもできます。
さらに、もう少しダイレクトな表現として「お手すきの際にご返信をいただけませんでしょうか」や「お手すきの際にご返信をいただきたく存じます」等と言い換えることも可能です。
まとめ
「お手すきの際にご返信をいただけたら幸いです」のフレーズは、「手が空いている時に返事をもらえると嬉しい」との意味の敬語表現となります。
急がないが、手が空いた時に返事をほしいと、少し遠回しにお願いするフレーズです。