「お招きいただきありがとうございました」という言い回しについて、解説していきます。
「お招きいただきありがとうございました」とは?
「お招き」は、「招き」、「招待」を、招かれた側が、相手方に敬意を示して言う時の表現です。
「いただき」は、物をもらうという意味の「いただき」ではなく、この場合は「~してもらう」の意味の謙譲語です。
「ありがとうございました」は感謝を表しています。
これらを組み合わせて「お招きいただきありがとうございました」とすると、「このような場に呼んでいただいてありがとうございました」という意味になります。
お礼の挨拶などで定型文として目にする機会は多いでしょう。
「お招きいただきありがとうございました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
では、「お招きいただきありがとうございました」は、実際どのような場面で使われているのでしょうか。
「お招きいただきありがとうございました」という言葉は、とても丁寧なフレーズなので、どんな相手でも好印象を与えることができます。
社外との取引メール、文書などの連絡以外にも、社内メールで直属の上司や目上あてに使用することもできます。
使うのに特に注意点はなく、オールマイティに使うことができます。
使うときは、頭にいわゆるクッション言葉を付けるとより良いでしょう。
クッション言葉とは、例えば「お忙しい中」「ご多忙の折」「勝手を申し上げ」といった、相手を気遣う言葉です。
「お招きいただきありがとうございました」を使用した例文
『10周年記念パーティにお招きいただきありがとうございました』
よく使われるのはパーティ、祝賀会などに招待された場合、招待されたことに対して感謝の気持ちを表すためにこの表現が使われます。
文書だけで使われるほど堅苦しい言葉ではないので、会話の中で使用しても不自然ではありません。
「お招きいただきありがとうございました」の別の言い方
では、「お招きいただきありがとうございました」を別の言葉で言い換えることはできるのでしょうか。
「いただき」を別言葉にするならば、「お招きいただきまして〜」「お招きくださり〜」「お招きくださいまして〜」とすると、より丁寧な表現になります。
また、単純に「お招きありがとうございました」としてももちろん良いです。
「ありがとうございました」の部分を変える場合、意味は変わってしまいますが、「嬉しかったです」などの表現もあります。
直接、感謝の気持ちを表しているわけではありませんが、素直にこちら側の嬉しい気持ちを表すのには良い言葉です。
メールなどの文書向きではありませんが、会話の中で使用すると、相手側にも喜んでもらえるでしょう。
まとめ
「お招きいただきありがとうございました」は、相手に良い印象を与えることができ、非常に便利なフレーズなので、自然に使えるようにしておくとビジネスの上で役に立つ機会が多いでしょう。