ここでは「お持ちでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お持ちでしょうか」とは?
「お持ちでしょうか」は、何かを持っているかと訊ねるための表現になります。
それを丁寧に相手に伝えるために用いられており、「入場チケットはお持ちでしょうか」などと使うことができます。
そのような必要な何かを物理的に持っているかという用い方以外に、「オートバイの運転免許はお持ちでしょうか」といったような使い方をすることもできます。
つまり、そのまま“持っている”と表現できる対象であれば、そうなのかと問い質すために使うことができ、その確認を相手に失礼のないように行うために用いられていると考えると分かりやすく、ビジネスシーンで他社や上司、目上の人を相手に使っても問題になることはありません。
「お持ちでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お持ちでしょうか」は、先のように誰に対して使っても問題にはならない表現ですが、この表現はそうでも、何を持っているのかという内容によってはそうではなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
例えば、それほどの金額ではないものを持っているかと聞くような場合がそれにあたり、それを聞くこと自体が失礼になってしまうというケースになります。
それにさえ注意すれば、色々な対象をそれとして相手を問わず用いることができるため、BtoCでもよく見聞きする表現で、口語、文章のどちらでも広く使われています。
プライベートなシーンには丁寧過ぎるため、「持っていますか」と少し崩して用いるのがおすすめです。
「お持ちでしょうか」を使った例文
・『今日は天気が悪くなりそうですが、雨具はお持ちでしょうか』
・『弊社ではビジネス上で英語を使うことがありますが、何かそちらの資格はお持ちでしょうか』
「お持ちでしょうか」の類語や言い替え
・『所持されていますか』
堅くした表現がこちらになり、意味や使い方は一緒です。
よって、物理的な何かを持っているかという使い方をしても構いませんが、どちらかと言えば資格に該当するそれに対して用いる方が向いており、「船舶免許は所持されていますか」のような使い方で使われることが多いです。
まとめ
「お持ちでしょうか」は、その相手に何かを持っているかと聞くために使われます。
単純に、それを持っていると答えられる対象であれば何にでも用いることができる表現で、誰に対して使っても失礼になることがないと考えていいでしょう。
ただし、その対象次第ではそうとは限らないため、そちらの方に注意して使ってください。