この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お時間を頂戴できますでしょうか」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「お時間を頂戴できますでしょうか」とは?
「お時間を頂戴できますでしょうか」のフレーズにおける「お時間」は、「時間」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
次の「頂戴」は「もらう」の謙譲語です。
また「できます」は可能表現の「できる」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
そして、最後の「でしょうか」は「だろうか」の丁寧な表現です。
したがって「お時間を頂戴できますでしょうか」のフレーズは「時間をもらえるだろうか」との意味の丁寧な敬語表現となります。
「お時間を頂戴できますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お時間を頂戴できますでしょうか」のフレーズは、目上の方に自分のために、時間を取ってもらえないかとお願いする丁寧な敬語表現として使われています。
しかし、このフレーズは「ますでしょうか」と丁寧語が重ねて使われているので、二重敬語に当たり、間違い表現だとされています。
もちろん、このフレーズは「でしょうか」は「だろうか」の丁寧語表現で、前の「ます」に重ねて使われているものではなく、二重敬語には当たらないとの説もあります。
ただし、間違い表現だと捉えられることが多いのは事実であり、できれば不安を払拭するために「お時間を頂戴できるでしょうか」との言い換え表現を使うのがベターだと言えます。
以降では二重敬語の心配のない「お時間を頂戴できるでしょうか」に換えて、説明を続けます。
「お時間を頂戴できるでしょうか」を使った例文
・『お忙しいとは存じますが、30分ほどお時間を頂戴できるでしょうか』
・『A社との契約に関してご相談しいことがあり、少しお時間を頂戴できるでしょうか』
「お時間を頂戴できるでしょうか」の類語や言い換え
「頂戴する」の類語としては「頂く」が挙げられ、このフレーズは「お時間を頂けるでしょうか」と言い換えることができます。
また、このフレーズを否定形を使った「お時間を頂戴できないでしょうか」と言い換えることもできます。
まとめ
「お時間を頂戴できますでしょうか」のフレーズは、「時間をもらえるだろうか」との意味の丁寧な敬語表現です。