「お楽しみいただければ幸いです」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お楽しみいただければ幸いです」とは? ビジネス用語

この記事では、日常でもビジネスシーンでもよく使われる「お楽しみいただければ幸いです」の表現について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「お楽しみいただければ幸いです」とは?

「お楽しみいただければ幸いです」における「お楽しみ」は、「楽しいと感じること」を意味する形容動詞の「楽しみ」に敬意を表す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。

次の「いただければ」「もらう」の謙譲語の「いただく」に、仮定を表現する「れば」が付けられた表現です。

「お〜いただく」で敬語表現を構成しています。

そして、最後の「幸いです」「嬉しいです」との意味の改まった表現です。

したがって、「お楽しみいただければ幸いです」は、「楽しいと感じてもらえれば嬉しいです」といった意味の敬語表現となります。


「お楽しみいただければ幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスシーンでは、「お楽しみいただければ幸いです」のフレーズは、自社が主催するイベントやパーティーに招待した方や、参加した方に、イベントやパーティーを十分に楽しんでくださいとの意味でよく使われます。

このフレーズは改まった表現ですが、イベントやパーティーにおいて、参集した皆さんに司会者が冒頭の改まった挨拶として口頭で使うこともあります。

また、改まった表現なので、手紙やメール等で招待者に案内をする際に、書き言葉として使われることもあります。

また、相手の方が趣味とされている映画の珍しいDVDを入手したので贈る場合や、会社が従業員等の永年勤続に対して記念品として旅行券を贈ったりする場合にも、「大好きな映画をDVDでお楽しみいただければ幸いです」「ご夫婦で旅行をお楽しみいただければ幸いです」等の表現で、相手の方が自分の贈ったもので、楽しまれることを期待する意味として使われることもあります。


「お楽しみいただければ幸いです」を使った例文

・『限られた時間ではございますが、弊社の創業50周年記念パーティーをお楽しみいただければ幸いです』
・『永年勤続賞として旅行券を贈ります。ご夫婦で旅行をお楽しみいただければ幸いです』
・『弊社主催のイベントをこころゆくまでお楽しみいただければ幸いです』

「お楽しみいただければ幸いです」の類語や言い換え

「お楽しみいただければ幸いです」の言い換え表現としては、敬語表現を換えた「お楽しみいただけますと幸いです」「お楽しみいただけましたら幸いです」「お楽しみいただければ幸いに存じます」「お楽しみいただければ幸甚に存じます」等が挙げられます。

まとめ

「お楽しみいただければ幸いです」は、「楽しいと感じてもらえれば嬉しいです」といった意味の敬語表現です。

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