様々な物事が終わったかを尋ねる時、「お済みでしょうか」と言われることがあります。
とても丁寧な言葉づかいですが、決まり事が存在している表現です。
使い方や気をつけたいところを確かめてみましょう。
「お済みでしょうか」とは?
相手の何らかの行動が終わっているかについて、問いかける時に使われる丁寧な表現です。
「済み」は物事が完了するとの意味があります。
「お済みでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務中に目上の人物や顧客に対して、作業を終えたかどうかを尋ねる場面があります。
それは提出、仕事、食事、荷造りなど様々ですが、それを尋ねる時に「お済みでしょうか」と言うことが可能です。
基本的に身の回りのことが終わっているか、尋ねる時に使われます。
その場合は「お食事は」のように、何が終わっているのかを明確に示すことが必要です。
これに併せて「出発が近いですが」のように、現在の状況を伝えることができます。
ただ目上に対する言葉遣いなので、普段の会話に用いると違和感が出ることには気をつけてください。
またこれを平仮名としてしまうと、「お住み」と区別がつかないので留意が必要となります。
「お済みでしょうか」を使った例文
・『出発時間が差し迫っていますが、お食事はお済みでしょうか』
・『引越し業者を呼んでいるとのことですが、荷造りはお済みでしょうか』
「お済みでしょうか」の類語や言い替えお済みでございますか
「お済みになりましたか」は、終わっているかについて、相手に問いかける丁寧な表現です。
なお「なられましたか」とすると二重敬語になって、違和感をもたれることがあるので気をつけてください。
「お済みですか」は、終わっているかの敬語ですが、簡潔な言い方となります。
「終わっているでしょうか」は、完了しているかどうかを丁寧に問う表現です。
「終わりましたか」と言う場合も、お済みですかと同じ意味になります。
「完了していますか」は、完全に終わっているかを問いかける表現です。
まとめ
目上の人などに作業が終わったかを尋ねる時に、「お済みでしょうか」を用いることができるでしょう。
これは何が終わったのかはっきり伝えたり、普段の会話では違和感が出るなど気をつけたい点が存在しています。
場面によっては「お済みになりましたか」など、言い替えることも考えてみてください。