「お聞きください」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お聞きください」とは? ビジネス用語

「お聞きください」は歌や演奏の前によく使う言葉ですがビジネスの世界でも使われています。

ビジネス用語の「お聞きください」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

「お聞きください」とは?

「お聞きください」とは、「聞いてくれ」という意味で使われているビジネス表現です。

相手に対して聞くことを求め要求する時の丁寧な言い方です。

経緯表現なので求める力はそれほど強くなく、ニュアンスとしては軽い強制力を持つお願い程度の意味合いで使われています。

ビジネス用語としてはこれから話す内容や伝えることをしっかり聞いてほしい時に使う表現です。

意見に耳を傾けてほしい時やプレゼン内容をきちんと受け止めてほしい時など、重要な話に対して使います。


「お聞きください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

言葉遣いとしては丁寧で敬意が含まれているものの「お聞きください」は本来の正しい敬語ではありません。

そもそも目上の相手に何か要求するのは強制力が伴うため失礼な行為に当たります。

行為の内容そのものが敬意を欠いていればどんなに丁寧な言い方であっても正式な敬語と認められないのも当然です。

本来敬語としては間違っているはずの相手に求める内容を丁寧な言い方で成立させている「お聞きください」はとてもビジネス表現らしい言い方です。


「お聞きください」を使った例文

・『まずはスピーカーから流れるスピーチをお聞きください』
・『入場する前に説明をお聞きください』
・『来週の放送も是非お聞きください』

「お聞きください」の類語や言いかえ

「お聞きになってください」「お聞きいただけますと幸いです」「お聞きいただきたい」などはほとんど同じ意味なのでそのまま言い換えられます。

「聞いてください」だと敬意が薄いので親しい先輩など身近な目上の相手にふさわしい言い方です。

まとめ

「お聞きください」はよく耳にする言葉ですが意味をよく考えるとかなり使い方が難しいことが分かります。

人によっては不快な言い回しに受け止めの可能性もあるので注意しましょう。

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