使い方が難しい表現があると、迷ってしまうものです。
「お言葉添え」の正しい使い方と例文を見ていきましょう。
「お言葉添え」とは?
この場合の「お言葉」とは、言葉を美化した言い回しです。
相手の言葉をあらわしています。
また「添える」とは、あることに沿うように何かを付け加える様子をいいます。
「言葉を添えてもらい」という解釈があるので、温かい言葉を掛けてもらった、うまく口利きをしてもらった、このようなニュアンスが込められています。
「お言葉添え」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
言葉を添えてもらった時のお礼の気持ちをあらわしているのが「お言葉添え」にあたります。
この場合の「お言葉添え」とは、こちらの気持ちに寄り添った言動を、別の人に進言してもらうことを指しています。
「気を回していただき、ありがとうございます」という意図があるので、うまく取り入れていくと良いでしょう。
一方で「お言葉添え」はビジネスの現場では、あまり使われない言い回しです。
「この度はお気遣いいただき、ありがとうございました」など、他の表現も心得ておきましょう。
「お言葉添え」を使った例文
・『先日はお言葉添えいただき、ありがとうございました』
・『お言葉添えいただいたお礼に、ささやかなお品物をご用意いたしました』
「お言葉添え」の類語や言い替え
似ている言い方に「お口添え」があります。
「お言葉添え」よりもビジネス現場に、浸透している表現です。
「お口を添えてもらう」と直訳できますが、上手く取り計らってくれたことを指します。
間を取り持って、事がうまく運ぶように取りなしてくれたことをいいます。
「この度はお口添えいただき、ありがとうございました」と使います。
言い替えの表現に「お口添え賜る」や「お口添えいただく」があります。
覚えておきましょう。
まとめ
「お言葉添え」の使い方を学びました。
適切な表現を学んで、明日の業務に活かしていきましょう。
