正しい敬語は教養とスキルを高めてくれるもの。
「お近くかと思います」の使い方を見ていきましょう。
「お近くかと思います」とは?
この場合の「お近く」は「近いこと」をあらわしています。
歩いてすぐに行ける距離、あるいは車や電車を使ってすぐに到着できる距離感をいいます。
「かと思います」は「きっとそう思う」という気持ちを示しているので、実際に見てはいないけれども、番地や住所から推測している様子をあらわしています。
「お近くかと思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
コールセンターに勤めていると「自宅から近い店舗を教えて欲しい」とお客様から相談を受けることがあります。
「お近くかと思います」は、お客様のご住所をお聞きして、近くの支店をお伝えする際に使われています。
ただこの言い方だと「思います」が失礼に思われることもあるので、接客応対のシーンでは「存じます」に直して用いていきましょう。
このほか「お近くかと思います」は、転居のお知らせをおこなう時に使えます。
「お近くかと思いますので、ぜひ遊びに来てください」とご挨拶する時に用いていきましょう。
「お近くかと思います」を使った例文
・『こちらの支店が、お近くかと存じます』
・『お近くかと思いますので、お気軽にお立ち寄りください』
「お近くかと思います」の類語や言い替え
似ている言い方に「近くまで来たので」があります。
アポイント無しで、得意先に立ち寄る時に使われています。
「所用で近くまで来たので、ご挨拶に伺いました」と引用できます。
営業で得意先回りをしている時に、気軽に使いやすいフレーズです。
ただ昨今は警備の関係から、アポイント無しの訪問は受け付けてくれない企業も増えてきています。
ケースバイケースで使ってみてください。
また言い替えの表現に「お近くの支店をご案内します」や「お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください」があります。
まとめ
「お近くかと思います」をお伝えしました。
色々な表現を学んで、明るい使い方をしていきましょう。