この記事では「お送りさせていただきます」について解説をします。
「お送りさせていただきます」とは?意味
荷物や手紙などを送ります、行く人に付き添ってある場所まで一緒に行きます、という意味です。
「お送り」は「送る」の連用形の「送り」に「お」をつけています。
「送る」には、物や情報などを相手のところに届くようにする、行く人や去る人と一緒にある場所まで行く、という意味があります。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許可を求めることによって、ある行動を遠慮しながら行う意を表します。
相手に敬意を表す言い方です。
「ます」は敬意を表す語です。
「お送りさせていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、荷物や手紙などを相手ところに届くようにするときや、駅まで車で送るときなど、行く人と一緒にある場所に行くときに用います。
「お送り」という表現を使うなら、後には「させていただきます」は使いません。
「お送り」とするなら、後には「いたします」を続けます。
動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「いたします」を続けた形で、謙譲の意を表します。
この形で動作を受ける人に敬意を表すことができます。
「させていただきます」を使うならば、「送らせていただきます」という言い方にします。
「送らさせていただきます」と「さ」を入れるのは正しくありません。
また、「させていただきます」は許しを得るときに用いる言葉です。
相手から「送ってください」と頼まれたなら、許しを得る必要はありません。
許しを得る必要がないときは「〜いたします」とします。
「お送りさせていただきます」を使った例文
・『○○をお送りさせていただきます』
「お送りさせていただきます」の返答や返信例
荷物や手紙などを届くようにしてくれるときは、送ってくれることへお礼を伝えます。
頼んだ場合も、そうでないときも、送るという手間をかけてくれているので、お礼を伝えることが望ましいです。
荷物などが届いたときは、受け取ったと連絡をします。
駅まで送るなどの場合もお礼を伝えましょう。
送って欲しいときには「お願いします」の意を伝え、送る必要がないときには断ります。
断る場合でも相手の好意にお礼を伝えることが望ましいです。
お礼を述べてから断る言葉を伝えた方が、相手が受ける衝撃が和らぎます。
「ありがたいのですが」など一言伝えることでも、相手へ気遣いを示せます。
まとめ
この言葉は、荷物や手紙などを送るときや、行く人と一緒にある場所まで行くときに使うものです。
正しい表現ではないので、言い方を変えるようにしましょう。
気にする人は「表現がおかしい」と気になってしまいます。