日本語として合っているのか、辞書を引いて確かめたくなる日本語もあるものです。
「がかった」の適切な使い方と例文、言い替えの表現をチェックしていきましょう。
「がかった」とは?
この場合の「がかった」とは「〇〇風になる」や「〇〇の色味を帯びている」の意味合いがあります。
たとえば「神がかった」というと、本物の神様が降臨したかのように、素晴らしい活躍を見せることをいいます。
また「かすみがかった空」というと、霧で覆われたぼやけた空を表現しています。
また「通りがかった」と用いると、たまたまそこを通行していたというニュアンスに。
組み合わせる言葉によって解釈が変わるので、経験を積みながら学んでいきましょう。
「がかった」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
間違えやすい言葉のひとつが「がかった」にあたります。
「がかる」でまるで、その人になりきったかのような様子になること、そして色味を帯びることを示しています。
「〇〇のようになる」と解釈できる日本語なので、覚えておくといいでしょう。
一方で「芝居がかった」のように「芝居」を組み合わせると、少々ネガティブな意味に変わります。
「芝居がかる」とは不自然な言動に、感じられることを表現しています。
出来レースを思わせる、あまり好ましくない言い方です。
取引先の方に用いると、大変失礼にあたるので心得ておきましょう。
「がかった」を使った例文
・『4月にはいってきた新人は、何をやらせても神がかっています』
・『若干薄雲がかった空、運転中の方はお気を付けください』
「がかった」の類語や言い替え
似ている言い方に「かかる」があります。
設営すること、関係すること、陥ることなど様々な意味があります。
言い替えに「優秀な」や「手際がいい」そして「〇〇色を帯びている」があります。
まとめ
「がかった」を解説しました。
色々なビジネス敬語を知っていると、落ちついて業務に取り組めます。
前向きな気持ちになれる言葉を学んで、職場の爽やかな交流に繋げていきましょう。
