何かの始まりを言い表す際には、「きっかけで」を使うことがあります。
これにより様々な事柄の始発点を言い表すことが可能です。
きっかけの意味や、気をつけるポイントなどをまとめました。
「きっかけで」とは?
ある時に起こったり経験した事柄が、何かを始めたり変化するための引き金となったことを表す言葉です。
「きっかけで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
知人との再開が新しい仕事を始める契機となったり、仕事の失敗が専門知識を高める要因になるなどの状況があります。
それについて言い表す時、「きっかけで」を使って表現することが良いです。
これによりある出来事が、何かを始めたり変化する機会になったことを分かりやすく伝えられます。
言葉として使う場合は、「知人との再開が」などのように、何がきっかけになったかを具体的に示すと良いです。
そして「仕事を始めることになった」など、起こった出来事を続けて述べることができます。
また機会を得られなかったことを表すにも、相応しい表現です。
「きっかけ」は漢字を使えば切っ掛け、切掛、切欠となりますが、平仮名にしたほうが誤読がなくなり、柔らかな印象も与えられるでしょう。
ただし目上に対しては敬意など足りていないので、敬語の形に言い替えた方が良いかもしれません。
「きっかけで」を使った例文
・『街角で知人に再開したことがきっかけで、今の仕事を始めることになったのです』
・『気になる人に声をかけたかったですが、きっかけを得ることができませんでした』
「きっかけで」の類語や言い替え
「きっかけと致しまして」は、ある物事が始まりの契機となったことを、へりくだって伝える表現です。
「きっかけとなりまして」は、あることが始まりの引き金となったことを、丁寧に述べています。
「契機として」は、変化を起こす原因やきっかけになったことです。
「起爆剤となり」は、あることが起こるきっかけを表します。
「引き金として」は、物事が起こる原因のことです。
「呼び水となり」の場合も、あることが起こるきっかけを表します。
「端緒として」は、物事が始まったり解決するための糸口のことです。
まとめ
あることが始まりや変化の要因となることを、「きっかけで」により言い表すことができます。
目上に対しては、言い替えることも考えてみてください。
何かの始まりや変化を伝える際には、見逃せない表現となるでしょう。