ビジネスパーソンらしい表現を心得ておくと、敬語としての力が上がります。
「こちらにお掛けいただけますか」の使い方を見ていきましょう。
「こちらにお掛けいただけますか」とは?
「こちらに」とは「ここで」という意味があり、目の前の応接ソファや椅子をあらわします。
この場合の「お掛けいただく」とは「腰かけて、待ってもらう」という丁寧な訳があります。
「こちらに座ってお待ちいただけますか」という解釈ができます。
受付対応の際の、ひと言といえるでしょう。
「こちらにお掛けいただけますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
会社に来客があったら、気分よくお通ししてあげたいもの。
「こちらにお掛けいただけますか」を用いていきましょう。
「ここに座ってください」だと子供っぽい言い方になりますが「こちらにお掛けいただけますか」だとスマートな表現に。
エスコートされるお客様も、ご機嫌で案内を受け取れるでしょう。
暑い日や寒い日であれば「暑くないですか」や「寒くありませんか」と声をかけて、エアコンの温度調整をおこなってあげると、緊張した空気を和らげることもできます。
その場にあう言い方を選んで、自分らしい来客対応をおこなっていきましょう。
「こちらにお掛けいただけますか」を使った例文
・『お待ちいただくかもしれないので、こちらにお掛けいただけますか』
・『担当の者が参りますので、こちらにお掛けいただけますか』
「こちらにお掛けいただけますか」の類語や言い替え
似ている言い方に「おかけ直しいただけますか」もあります。
電話のやり取りで使われる言い回しです。
「ただいま担当の者が他の電話に出ておりますので、恐れ入りますが後ほどおかけ直しいただけますか」と引用していきます。
言い替えの表現に「お掛けになって、お待ちください」があります。
「こちらにお掛けいただけますか」と同じように、座って待つことをお願いする言い方です。
まとめ
「こちらにお掛けいただけますか」を解説しました。
難しい敬語を正しく学んで、社会人としての教養を身につけていきましょう。