どのように使えばいいのか、困惑するビジネスフレーズもあるものです。
「ことなしに」の適切な使い方と例文、似ている言い回しを調べていきましょう。
「ことなしに」とは?
この場合の「ことなしに」は「事無しに」とあらわせます。
「事無し」とは物騒なことが起きずに、平和で無事であることを示しています。
また刺激的なことがなく、マンネリを感じる時も用いられています。
加えて大変なことがなく、簡単にできるという意味があります。
このほか「〇〇することなしに」と用いると「〇〇することが無いように」あるいは「〇〇無しでは」という、戒めや必須の意味に変わります。
状況によって意味が変わる日本語のひとつなので、前向きに学んでいきましょう。
「ことなしに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
古典的な要素も持っているのが「ことなしに」という言い方です。
「事無し」は平穏、退屈、簡単という様々な意味があります。
一方で「〇〇ことなしに」と何かの言葉と組み合わせると「〇〇することが無いよう」という注意の意味、そして「〇〇無くしては」という必須の意味に変わっていきます。
慣れないと使い方が難しい表現のひとつですが、失敗を恐れずに少しずつ学んでいきましょう。
「ことなしに」を使った例文
・『あらゆる考えを排除することなしに、検討をお願いいたします』
・『学ぶことなしに、キャリアアップはあり得ないと思っています』
「ことなしに」の類語や言い替え
似ている言い方に「こともなし」があります。
「事も無し」と表現することができ、無事であること、完全で欠点のないこと、このような素晴らしい意味が込められています。
「ことなしに」と少々意味が違うので覚えておきましょう。
言い替えに「〇〇なさらないよう、お願いいたします」や「〇〇されることを、おすすめしています」が挙げられます。
まとめ
「ことなしに」を解説しました。
数多くあるビジネス敬語をひとつずつ学んでいくと、明るい気持ちで日々と向き合えます。
敬語の達人になって、日々を前向きに過ごしましょう。