「ことの次第によって」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ことの次第によって」とは?
「ことの次第によって」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「その時々の状況に関連して」もしくは「流れや動向などに付随して」などという意味合いで使われている表現です。
ある時点における経緯や事情などに言及したい場合などに用いられている文言で、「そこまでたどり着くのに発生したさまざまな対応や処置などを受けて」などというニュアンスで使用されています。
「ことの次第によって」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ことの次第によって」とは、「ここまでの流れ全体をきっちり見て判断させていただきたい」ないし「経緯(けいい)や背景などを重んじながら決断をする」などという意味合いで用いられている文言です。
場合によっては「ことと次第によって」という語句が使われることもありますが、結果や結末だけではなくそこまでの道程や事情などをより重要視したいなどというニュアンスで用いられており、このフレーズの後には判断や決断などにおける内容が変わってくる旨についても触れておく必要があるでしょう。
「ことの次第によって」を使った例文
・『本案件についての結果は出ておりますが、ことの次第によって今後の方向性が変わってくる可能性もございます』
・『現状、販売店舗における販売員の数は十分足りている状況ではございますが、ことの次第によっては増やさなければならないかもしれません』
「ことの次第によって」の類語や言い替え
・『ここまでの展開次第では』
・『経緯(いきさつ)を共有してもらった上で』
・『条件や成り行きなどを踏まえて』
まとめ
「ことの次第によって」とは、ビジネスメールや敬語での会話シーンなどにおいて「ここまでの流れや背景などを聞いてみてから」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつなく使いこなしましょう。
