この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お障りなくお過ごしでしょうか」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「お障りなくお過ごしでしょうか」とは?
「お障りなくお過ごしでしょうか」のフレーズにおける「お障り」の読みは「おさわり」で、「体の具合に悪影響を与える障害のこと」を意味する言葉の「障り」に、敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
それを次の「なく」で打ち消しています。
そして「お過ごしでしょうか」は、「過ごしているだろうか、暮らしているだろうか」といった意味の丁寧な表現です。
したがって「お障りなくお過ごしでしょうか」のフレーズは「体の具合に悪影響を与える障害などなく、暮らしているだろうか」、端的に言えば「元気に暮らしているだろうか」との意味の敬語表現になります。
「お障りなくお過ごしでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お障りなくお過ごしでしょうか」のフレーズは、相手の方の健康を気遣う表現で、手紙や久しぶりに出すメール等の冒頭の挨拶で使われるものです。
一般的には、手紙やメールを差し出す時候の挨拶の後に付けて、例えば「猛暑の候、お障りなくお過ごしでしょうか」や「寒さ厳しい折、お障りなくお過ごしでしょうか」等の挨拶文として使われます。
「お障りなくお過ごしでしょうか」を使った例文
・『厳しい寒さが続く今日この頃ですが、お障りなくお過ごしでしょうか』
・『残暑の候、お障りなくお過ごしでしょうか』
「お障りなくお過ごしでしょうか」の類語や言い換え
「お障りなく」の類語としては「お元気に」や「ご健勝に」や「お変わりなく」等が挙げられます。
したがって「お障りなくお過ごしでしょうか」のフレーズは、「お元気にお過ごしでしょうか」や「ご健勝にお過ごしでしょうか」や「お変わりなくお過ごしでしょうか」と言い換えることが出来ます。
また、「お過ごしでしょうか」は「お暮しでしょうか」と言い換えることが出来るので、このフレーズは「お障りなくお暮しでしょうか」と言い換えることもできます。
まとめ
「お障りなくお過ごしでしょうか」のフレーズは「体の具合に悪影響を与える障害などなく、暮らしているだろうか」、端的に言えば「元気に暮らしているだろうか」との意味の敬語表現です。
手紙やメールの冒頭の挨拶文で使われるフレーズです。
