この記事では「このたびはお招きいただき恐縮です」について解説をします。
「このたびはお招きいただき恐縮です」とは?意味
招いてくれたことをすまなく思う気持ちを伝える言葉です。
「このたび」は今回という意味です。
「お招き」は「招く」の連用形の「招き」に「お」をつけています。
「お」のついた動詞の連用形の後に「いただく」を続けた形で、相手にある事をしてもらうことをへりくだっていう意になります。
「招く」は人を呼んで来てもらってもてなすことをいいます。
「恐縮」は相手に迷惑をかけたり、相手から好意を受けたりして、申し訳なく思うことです。
「このたびはお招きいただき恐縮です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が招待を受けたときに使用をします。
招待を受けたならばお礼を伝えましょう。
招待を受けられない人もおり、それを考えると招待をしてくれたことはありがたいといえます。
また、もてなしてくれることもありがたいことです。
それに対して感謝を伝えれば丁寧です。
招いた側は、申し訳なく思われるよりも、感謝された方がうれしいはずです。
この言葉は申し訳ない気持ちを伝えるもので、お礼の言葉ではありません。
「恐縮」はお礼の言葉ではないので、感謝を伝えるならば「ありがとうございます」「感謝しております」などと伝えましょう。
「いただき」は「くださり」とすることもあります。
「お」のついた動詞の連用形の後に「くださる」を続けると、その行為をする人に尊敬の意を示す表現になります。
「このたびはお招きいただき恐縮です」を使った例文
・『このたびはお招きいただき恐縮です。○○日に伺わせていただきます』
「このたびはお招きいただき恐縮です」の返答や返信
招待に対して「伺います」という返事ならば、招待を受けてくれたことにお礼を述べるとよいでしょう。
招待を受けてくれなかったときは、残念な気持ちになると思います。
その気持ちを伝えるならば、相手に罪悪感を持たせないように配慮が必要です。
招待を受けて欲しい気持ちはあるでしょうが、相手にも事情があるので、その事情に配慮するようにします。
まとめ
この言葉は、招待をしてもらったときに用いるものです。
お礼の言葉ではないので感謝を伝えるならば、「ありがとうございます」などの言葉を伝えましょう。