ここでは「この場で恐縮ですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「この場で恐縮ですが」とは?
「この場で恐縮ですが」は、その場で申し訳ないが、という意味で使われています。
つまり、本来は別の場でそれを行うべきことや、その場ではあまり相応しくない内容ですが、と使う表現になり、「この場で恐縮ですが、参加費をいただいてもよろしいでしょうか」といったような用い方になります。
このシチュエーションとしては、本来はもっと早くそれを払ってもらうべきところ、当日でも構わないかと言われてその日まで待っていったため、その場で支払いをお願いしたといったような場合だと考えてください。
「この場で恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「この場で恐縮ですが」は、先のように、本来はその場で行うべきではないという意味で用いますが、その場でないとそれを伝えることができないと思った時にもうまく使うことができる表現です。
例えば、その場を逃すと直接話す機会がないといった場合に、「この場で恐縮ですが、○○についてお聞きしてもよろしいでしょうか」のように用いて、本来はこの場で聞くことではないが、という前置きとして使うことができ、このように使えばそれほど失礼になることはないと考えての用い方になります。
「この場で恐縮ですが」を使った例文
・『この場で恐縮ですが、先日お貸しした分を返していただいても構いませんか』
・『この場で恐縮ですが、次回の開催の予定についてお聞きしてもよろしいですか』
「この場で恐縮ですが」の類語や言い替え
・『僭越ながら』
この表現は、そういったことを言い出すのは失礼になるかもしれませんが、という意味で用いられています。
「この場で〜」とは異なり、シチュエーションを選ぶ表現ではないものの、その相手に失礼ながら、と言いにくいことを伝えるために使うという点で似た用い方をすることができ、「僭越ながら、先日お話ししました件について〜」などと本題の前に添えて使う表現になります。
まとめ
「この場で恐縮ですが」は、その場で話すことではないが、という意味で用いられる表現になります。
その場を逃がさないように、ここでは失礼になりますが、といった解釈でも使われており、この時にもその場には相応しくないが、という前置きにすることができます。